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新築住宅の引き渡し前、注意すべきポイントはココ!

2021.02.09
大原

WRITER

大原 卓也

一級建築士 e-LOUPEインスペクター

建築設備会社を経て、株式会社テオリアハウスクリニックに入社。2013年より住宅インスペクション事業に携わる。住宅調査以外にも、不動産会社向けセミナーや建築士対象の研修会の講師も行う。JSHI公認ホームインスペクター。ドローン操縦士。

新築住宅の引き渡しがされる予定です。注意点があれば詳しく知りたいです。

このような疑問にお答えします。

新築ならば不具合は起こらないのか?
そんなことはありません。

では、トラブルに巻き込まれないようにするにはどうすればいいのでしょうか?

詳しくご紹介していきますので是非ご覧ください。

新築住宅の引き渡し前は次の点に注意


新築住宅の引き渡し前には次の点に注意しましょう。

  • 内覧会の日程調整
  • 契約との整合性の確認
  • 構造の不具合の確認

内覧会の日程調整


内覧会は新築住宅の引き渡し前の大事なイベントです。なぜかというと、建物に問題がないかを確かめる「最終確認」の場だからです。

内覧会をいい加減に行ってしまうと後々後悔するかもしれません。

ではどうすればいいのでしょうか。

まずは「丁寧な日程調整」を行いましょう。

ポイントは

  • 前後の予定に余裕を持つ
  • 引き渡しよりも1〜2週間前に行う

を意識することです。


内覧会の前後に余裕のない予定を入れてしまうと、何かあった時に内覧会に使える時間が短くなってしまうかもしれません。

時間には余裕を持って行うようにしましょう。

また、もし内覧会で不具合を見つけた時は、指摘した不具合を直してもらう必要があります。

その日数を確保するためにも、引き渡しよりも1〜2週間ほどはあけておきましょう。

契約との整合性


図面には様々な情報が載っています。

  • 扉の向き
  • シーリングライトの位置
  • コンセントの数
  • 収納スペース

これらは仕様通りに備わっているでしょうか?

そうでないなら、住み始めてから不具合を感じてしまうかもしれません。図面と建物を照らし合わせ、おかしい所がないか確かめましょう。

ここでアドバイスですが、不具合を確かめるには何が必要でしょうか?


それは「明るさ」です。

事前に「通電」をお願いしましょう。スマートフォンにもライトがついていますが、より強力な懐中電灯があるならば是非持っていきましょう。

構造の問題の確認


新築であっても構造部分で不具合は起こり得ます。

  • 床の傾き
  • シーリングの施工不良
  • 床下や小屋裏の金具の締め忘れ
  • 雨漏りや水漏れ

その度合は大小様々で、理由もその建物ごとに異なりますが

  • 天候の影響
  • 工期が遅れての突貫工事
  • 計画通りに施工されていない
  • 工事を行う人の知識・技術不足

などが考えられます。

しかしながら、これらの不具合を引き渡し前に見つけることはとても難しいです。なぜでしょうか?


それは見つけにくいからです。

もし買い主が見える所に不具合があれば、それは当然問題となります。ですので、そうならないよう外観はとても綺麗に仕上げられています。

しかし

  • 死角となりやすい部分
  • 塞いでしまう箇所
  • 日常生活では見ない部分

こういった場所もしっかりと施工がされているでしょうか?


確かめないと分かりません。
参考ではありますが、

内覧会で発見した不具合の例をこちらのページにまとめています。

▼内覧会ではこんな不具合例が見つかることが!傾向や対策をご紹介
https://www.eloupe-teoria.com/column/nairan_huguai/

このように新築でも施工不良を見つけるケースはあります。

年数が経った物件の調査でも「この不具合は新築時からあったのでは?」というものが見つかるケースもあるので、やはり注意が必要です。

まとめ


今回は新築の引き渡し前の注意すべきポイントをご紹介してきました。

たとえ新築住宅でも不具合のリスクはついて回ります。人間が行うことに「絶対」はありません。

もし不具合に引き渡しの後で気づいても、どうにもならずに泣く泣くそのままにするか、所有者の負担で直すことになります。

引き渡し前の内覧会でのチェックがとても大切です。

とはいえ「一軒屋のチェックを行うなんて大変だ」。そう思わないでしょうか。


ご提案したいのは「ホームインスペクションの活用」です。

住宅のプロがあなたに代わり建物を屋根、基礎、外壁、キッチン、床下、小屋裏、・・・と隅々まで見て回ります。

より少ない労力で、より確実に住宅の安心・安全を確保する事ができます。

ホームインスペクションについてはこちらのページでも詳しくご紹介しています。

▼ホームインスペクション|住宅診断を依頼するときの注意点【完全版】
https://www.eloupe-teoria.com/column/homeinspection-points/

内覧会を行う方は是非一度ご覧ください!

「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。