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長持ちする家の条件とは?建てるときに気をつけることは?

2018.09.10

家のイメージ
時折、テレビや雑誌などに築100年の立派な古民家が登場することがあります。味わい深い色に変わった柱、親から子、子から孫へと住まいが受け継がれていく様子をみると、「長持ちする家っていいなあ」と感じます。

また、親世代の家がそのまま利用できるために、子供・孫の世代は新築を建てるときに必要な何千万円という資金を、別の場所に投資することができる、という利点もあります。国も普及・促進をすすめている「長持ちの家」。それでは、「長持ちする家」の条件とは一体何なのでしょう?

 

家が長持ちする条件は、定期的な「チェック」と「メンテナンス」

結論からいえば、「建てたあと何もしないで何十年も不具合が出ない家」というものはありえません。

例えばこれから、現在の最先端の優良な建材を使って家を建てたとします。それでも5年10年と年月が経過するあいだ、建物は常に風雨や光にさらされ、徐々に劣化していきます。気候や環境によって多少前後しますが、屋根や外壁は10年~12年前後、シロアリ予防は通常5年ごとに保守のための工事が必要といわれています。

前述した古民家も、もちろん100年間ずっとほったらかしにされていたわけではありません。あの味わい深い佇まいは、住まわれている方の定期的なメンテナンスの結果なのです。

また、住まいの劣化の進むスピードは、気候・気温の変化や周囲の環境、その他様々な要素が影響するため、それぞれの建物ごとに異なります。分譲住宅を購入したのに、お隣の家はなにもないのにうちだけ雨漏れがあった…という事例は多くあります。そのため、その家ごとに定期的に点検を行ない、劣化の具合をチェックすることが必要です。

 

家を建てるときに気をつけること

家を建てるとき、譲れない条件というのがきっとあると思います。それは「土地の広さ」「家の大きさ」「立地条件」「デザイン」「間取り」「キッチンやお風呂の機能性」それとも「周辺環境」でしょうか。

マイホームに求めるものは人それぞれで違うと思います。限られた予算の中で、デザイン性を高くするために費用をかけたり、利便性を優先して立地の良さにこだわったりと、誰もが「理想の家」の実現に向けてあらゆる要素を取捨選択しながらプランを練るでしょう。しかし、一生に何度とない大きな買い物だからこそ、家作りに関する正しい知識を身につけ、内装や外装のデザインだけではなく「家が長生きするかどうか」を考えてプランを練ってほしいと思います。

 

メンテナンスのしやすさも重要

長持ちする家の条件として、初期性能のほかにもう一つ重要なことがあります。それはメンテナンスがしやすい構造になっているかどうかです。家を健康な状態のまま維持していくためには、いかに初期性能が優れた住宅であっても、定期的な検査とメンテナンスは欠かすことができません。

家の構造を考えるときには、日常的に使う設備や目に見える場所だけではなく、点検やメンテナンスのための機能についても考慮する必要があるのです。シロアリに関して言えば、床下の構造が重要になってきます。

■床下の高さ

たとえば、床下が低い場合や全くない場合は人がもぐれないため、被害のチェックや予防・駆除工事ができません。床下に大人がもぐって移動できるだけのスペースを確保することは、建物の維持管理をしていくうえで欠かせないポイントです。

■床下点検口の有無

また、床下へと通じる入り口(点検口)が設置されているかどうかもよく確認しましょう。建物によっては、基礎に人が通るための人通口がなく、一つの点検口だけでは床下全面を見ることができない構造のものもあります。

シロアリや腐朽以外にも、水漏れや断熱材の脱落なども、床下点検でチェックすることができます。新築の際に、何かトラブルがあったときに補修・交換ができる仕組みにしておくことは、メンテナンスを考える上でとても大切です。

 

メンテナンスの実例

そのお宅の玄関スペースは3階までの吹き抜けになっていて、天井に窓がついていました。一見、とてもおしゃれなのですが、あるとき玄関の天井から雨が漏れてきたのです。被害自体は大したことがなかったので、普通の天井なら簡単に補修することができたのですが、なにしろ3階までの吹き抜けですから、足場を組まなければ作業員が天井にたどり着くことができません。

結局、大掛かりな足場を組んで補修しましたが、雨漏り一つ直すのに膨大な手間と費用がかかってしまったのです。「デザイナーズ住宅」が流行する今、このようなケースは珍しくありません。見た目のかっこよさを重視するのも良いのですが、雨漏りなどのトラブルが起きることも視野に入れて、点検・補修のしやすい設計にすることも大切です。

 

「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。