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ホームインスペクションで「売主に伝えること」とは?トラブル回避のコツ

2022.10.20
重要書類と図面

「ホームインスペクションを行いたいのですが、売り主には何か伝えておくべきですか?」

今回はこのような疑問にお答えします。

売主の中にはホームインスペクションがどんな調査なのか、あまりよくわかっていない方も少なくありません。

伝えるべきことをはっきりと伝えておかないと、「そんな話聞いていない!」とトラブルの元になってしまう恐れがあります。

この傾向は中古住宅、特に売り主がまだ住んでいる家ほど強くなるので注意が必要です。

この記事では、トラブルが回避に効果的な、調査前に売り主に伝えておくべきことを5つご紹介します。

ホームインスペクションで事前に売主に伝えること

ホームインスペクションの依頼主が売り主に伝えておくべきことは大まかには以下の5つです。

  • 調査時間について
  • 調査範囲について
  • 撮影について
  • 設備機器の使用について
  • 各種申請の適用条件について

調査時間について

「ではこれから調査に移っていきますが、調査時間は3時間ほどです」
「えっ、そんなにかかるんですか?」

「調査時間の伝え忘れや行き違い」はホームインスペクションの代表的なトラブルの元です。

ホームインスペクションにかかる時間は、各社のメニューにもよりますがしっかり行うとなると3時間はかかります

しかし中には、極端な例だと「10分くらいで終わるのかな?」と思われている方もいました。

また、「予定があるから1時間でおわらせて」となると十分な調査ができなくなるかもしれません。

トラブル防止のためにしっかりと調査時間をお客様に事前にお伝えすることが大切です。直接売り主の方と連絡を取らないのであれば、仲介会社の方へ伝えてもらいましょう。

調査範囲について

「ひび割れが無いか見るって言っていたのに外しか見てない」
「ここも見るのなら事前に言ってほしい」
「傾きの調査、どの部屋でやるんだろう・・・」

「どこまで見るか」が具体的に伝わっていないことも、トラブルの火種となります。

また、気をつけなければならないのが

  • 「給排水確認」
  • 「小屋裏確認」
  • 「床下確認」

です。これらの点検の際は、どうしても収納スペースにも目を通すことになります。

例えば

  • 給排水確認:シンク下の収納部分
  • 小屋裏点検:押し入れ・クローゼット
  • 床下点検:収納庫

などを開けることになります。

場合によっては荷物の出し入れも必要かもしれません。

荷物を置いてある箇所を点検することがうまく伝わっていないと、トラブルの原因になります。

また、私たちホームインスペクターにとってみても、荷物を出す作業でかなり時間を要することになる場合が多く、お互いに労力や神経を使ってしまうことになります。

売り主との調査範囲の共有が重要です。

具体的には

  • 全部屋で調査を行うこと
  • 床下・天井点検口がある場所に立ち入ること

の2点をしっかり伝えておくようにしましょう。

撮影について

デジタルカメラ

「カメラを使うなんて聞いてない!」

インスペクションは報告書作成、記録を残すために写真撮影が必須です。

しかし非常に稀ですが撮影自体をさせてくれないケースもあります。

カメラの使用に関しても念のため、あらかじめ伝えておいた方が無難です。

設備機器の使用について

「え、ガスや水道も使うの・・・?」

給排水の確認など、設備機器の調査のでは水、電気、ガスを使います。

事前に伝えておかなかったことでトラブルに繋がることもあります。

特にお風呂やトイレなどは、他人に入られることに対して抵抗を感じやすい場所です。

できる限り事前に早めにお伝えしておきましょう。

各種申請の適用条件について

「寝たきりの家族がいるからここには入って欲しくない」

様々な理由で特定の部屋への進入や写真の撮影を断られる場合があるかもしれません。

その際は周囲の状況のみで調査をすることになりますが、「瑕疵保険」の利用を考えていた場合、確認出来ない範囲があると、調査基準を満たすことが出来ない場合もありますので注意が必要です。

まとめ


今回は、ホームインスペクションの実施前に売り主に伝えておくべきことをご紹介しました。

どの項目も当日私たちホームインスペクターが直接お伝えする項目ではありますが、

事前に知ってもらうことで、当日より円滑に調査を実施することができ、売り主とのトラブル回避にも繋がると思います。

インスペクションの依頼が決まった際は、これらの内容をなるべく早めに仲介会社の方に伝えてもらうことをおすすめいたします。

とはいえ、調査会社によりホームインスペクションの内容はとてもばらつきがあります。

それぞれの調査会社ではこちらの記事のように具体的な調査内容について自社のHP内で詳しく解説していることが多いので、事前に確認しておくのがおすすめです。

「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。