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雨漏りはすぐに修理しなければ危険な理由

2019.06.06

雨漏り
雨漏りの原因は

  • 瓦・仕上げ材下の防水シート等の建築材の劣化
  • 雨樋等の設備の経年による劣化
  • 施工の段階での欠陥
  • 台風や大雪による破損

等が挙げられます。また、雨水は屋根だけではなく外壁から侵入してくるケースもあります。

雨漏りの被害は一次被害と二次被害に分類されます。雨水が建物の内部に侵入することを一次被害、侵入した雨水によりもたらされる様々な被害を二次被害と呼びます。雨漏りの二次被害は、家具や床を濡らしてしまう、といった例が挙げられますが、建物そのものにも、修理が難しい深刻な被害を与えます。今回は雨漏りが原因で発生する様々な二次被害を紹介します。

上野山写真  e-LOUPEスタッフ 上野山

断熱材の大幅な性能低下

断熱材の腐れ

断熱材にとって湿気は天敵です。例えば、現在最も使用されていると言われている繊維系断熱材のグラスウールは内部に空気を閉じ込める事により断熱効果を発揮しますが、濡れてしまうと内部に空気を含めなくなり断熱性能は大幅に低下します。

また、一度濡れるとガラス繊維同士がくっついてしまうので、たとえ乾燥しても低下した断熱性能は完全に元には戻りません。さらに、繊維の隙間に入り込んだ水分は外に出られなくなりずっと水気を持ち続けることになるので、壁内のカビの繁殖の原因にもなります。

木材の腐朽

雨漏りの被害
雨水が侵入し、木材に水分がたまると、木材腐朽菌が繁殖しやすくなります。壁の内部は乾きにくく、雨漏りを修理しない限り腐朽の被害はどんどん広がってしまいます。

木材腐朽菌は木材を劣化させる菌の中でも強度を大幅に低下させる非常に強力な菌で、耐震性にも影響を及ぼします。さらに、木材腐朽菌が木材を分解したときにできる物質はシロアリを引き寄せる効果を持っており、シロアリ被害のリスクも大幅に上げてしまうことになります。

シロアリ被害のリスク

シロアリ被害

たとえ築年数が10年も経たないような新しい家でも雨漏りが発生するとシロアリの格好のエサとなってしまいます。シロアリは水気を好みます。雨漏りが発生している建物では柱や壁の内部が水気を多く含んでいることから被害が二階まで及ぶこともあります。また、雨水が壁伝いに床下まで垂れていた時は、それにおびき寄せられたシロアリが床下の別の場所に被害を及ぼしてしまう可能性もあります。

腐朽と同様にシロアリの被害は地震で家屋が損壊する危険性を高める大きな要因です。例えば、2007年の新潟県中越沖地震では、京都大学の研究者の現地調査で、倒壊のひどかった建物の約7割がシロアリの被害があることを確認したとしています。

外壁の雨漏りは気づきにくいケースも

屋根の雨漏りは天井のシミや雨水が垂れる音など、目や耳で認識できるので比較的気づきやすいのですが、外壁からの雨漏りは壁の中で進行する事が多いので日常生活では気づきにくく、気づいた頃には腐朽やシロアリの被害が発生しており部材の交換で数十万円の出費を余儀なくされた、というケースもあります。

雨漏り発生のサインは?

雨漏りの特徴
雨漏りによる二次被害を防ぐには、一次被害が発生した際にいち早くそれに気づき、応急処置の修理を行い被害の拡大を食い止める必要があります。雨漏りが発生している場合のサインとしては
・壁や床の濡れ
・窓枠の濡れ
・壁や天井の局所的なカビ
・壁や天井のシミ   などです。
上記の項目に心当たりがあるならば、一度点検をすることをおすすめします。

まとめ

散水調査
雨漏りをほうちすると他の様々な被害も併発し、莫大な修理費用がかかってしまう事になります。できることなら未然に防ぐのがベストでしょう。しかし、雨漏りが発生する場所や原因は多岐にわたるので、自分で点検を行うのはむずかしいと思います。そういう方は是非住宅全体を総合的に調査するホームインスペクションをご活用ください。

 

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