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「このひび割れは大丈夫?」基礎のクラックの危険性はこうやって見分ける!

2019.06.06

基礎のクラック

ホームインスペクションを実施した際、お客様から「基礎のひび割れ(クラック)」に関して「まだ建って間もないのにこんなヒビが入っていて大丈夫なのか?」といったご質問を受ける事があります。確かに新築の家だとそういったクラックを見つけてしまうとどうしても不安な気持ちになってしまうと思います。実際はそういったクラックの大半は放置しても問題ないものなのですが、中には放置すると危険なものもあります。今回は基礎のクラックが起きる仕組みや、その危険性の判断基準などについてご紹介していきます。

 e-LOUPEスタッフ 上野山

基礎のクラックが発生する原因


基礎にクラックが発生する大半の原因はコンクリートの乾燥収縮です。コンクリートは固まった後も内部にある程度の水分を含んでおり、日にちが経過するごとに蒸発して失われていきます。するとコンクリートは段々収縮していきますが、基礎として固定されているので内部に引っ張る力が働き、それに耐えきれなくなったコンクリートの表面にクラックができるのです。この乾燥収縮によるクラックは「ヘアークラック」と呼ばれ特に補修などは行う必要がありません。

逆に対策を行わなければいけないひび割れは地盤の沈下によりもたらされる建物の不同沈下(傾きながら沈下していく現象)が原因で起きるひび割れや、コンクリートの内部にある鉄筋が錆びてしまうことにより体積が膨張してコンクリートを外に押し出してしまうことにより起きるひび割れです。こういったひび割れを放置してしまうと、耐震性の低下などにもつながる恐れがあるので放置することは危険です。

しかし、こういったクラックに対する対応の方法は実際に調査を行う団体によりまちまちで、複数の業者に見てもらったがそれぞれで意見が食い違う、という事があります。例えば、基礎のひび割れに気づいた買い主が売り主に質問したところ「問題ない」との事だったが、どうしても気になったので知り合いの建築士に調査をしてもらったところ、「非常に危険な状態で数百万円の補修費用が必要だ」と言われどちらのいうことが正しいのかわからなくなってしまった。というケースもあるようです。

基礎のクラックの危険性を判断するには?


一番確実な基礎のクラックの危険度を判断する方法は、実際のひび割れ幅を調べることです。日本建築学会では、「鉄筋コンクリート造建造物の収縮ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説」の中でひび割れ幅の基準について屋外側は0.3mm、屋内側は0.5mmまでのひび割れであれば許容できるとしており、それぞれのひび割れ幅での補修方法についても記載がされています。また、国土交通省の「既存住宅インスペクション・ガイドライン」では指摘対象とする基準を「幅0.5mm以上、または深さ20mm以上」と定めており、e-LOUPEの住宅診断でもこの基準をもとに調査を行っています。

状況に応じた適切な対応が必要

基礎の補修はひび割れの幅や諸々の条件によって必ずしも補修を行わなければいけないというわけではありません。逆に、先ほどの基準を上回るようなひび割れを放置してしまうと、割れ幅が拡大し、後々に高額な補修費用が必要となってしまう場合もあります。しっかりと状況を見極めて適切な対応を行う必要があります。e-LOUPEでは、外回りからだけではなく、基礎の内側も点検して回ります。こだわりを持った点検をこない、しっかりと安心して住んでいただけるようなインスペクションを行ってまいります。

 

「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。