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住宅診断士ってどんな人?仕事の内容や活用のタイミングをご紹介

2020.09.03
大原

WRITER

大原 卓也

一級建築士 e-LOUPEインスペクター

建築設備会社を経て、株式会社テオリアハウスクリニックに入社。2013年より住宅インスペクション事業に携わる。住宅調査以外にも、不動産会社向けセミナーや建築士対象の研修会の講師も行う。JSHI公認ホームインスペクター。ドローン操縦士。

皆さんは「住宅診断士」という職業をご存知でしょうか?住宅診断士は建物の現在の状態や劣化具合などについて目視による調査を行い

  • 建物の各部位での指摘事項の有無の調査
  • 不具合の修繕にかかる大まかな費用のアドバイス
  • 定期的なメンテナンスをするためのアドバイス

などを行っています。この調査のことを「ホームインスペクション」といい、ホームインスペクションを行う住宅診断士のことをホームインスペクターという呼び方で呼ぶこともあります。

このページでは住宅診断士について

  • 住宅診断士が行う調査の具体的な内容
  • 住宅診断士を活用するタイミング
  • 住宅診断士が保有する資格

などについてご紹介していきます。

住宅診断士が行う調査の具体的な内容


住宅診断士が行う調査は主に

  • 建物の構造部分に問題がないか
  • 雨水が建物に侵入する心配がないか

の2つです。これらの場所に関して住宅診断士は「目視」による調査をおこないます。

住宅診断士による調査で建物に指摘事項が存在するかどうかの全体的な調査を行い、もし万が一指摘事項が発見された時はその分野の専門家によるより精密な調査を行います。このことから、住宅診断士による調査は「一次調査」、それ以降の一つの分野に特化した専門的な調査のことを「二次調査」といいます。

建物の構造部分に問題がないか

建物の構造部分とは具体的には

  • 基礎
  • 外壁
  • 屋根

などの建物を形作っている主要なパーツの事をいいます。基礎の耐久性を下げるようなひび割れ(クラック)が入っていないか、柱の金具はしっかりと締まっているか、などを調査します。

雨水が建物に侵入する心配がないか

雨水が建物に侵入するリスクがあると、建物の寿命を大きく縮める原因になります。外壁や屋根から建物の内側に雨水の侵入の痕跡はないか、バルコニーの防水層はしっかりしているか、などを調査します。

住宅診断士を活用するタイミング


住宅診断士を活用するタイミングとしては

  • 建物の購入前の調査
  • 内覧会での最終確認時の調査
  • 住み始めてから節目を迎えた際の調査

などが挙げられます。

建物の購入前の調査

建売住宅や中古住宅を購入する際は、購入前に建物の状態を確認しておくことで、「後から不具合に気づいたので売買の契約をやっぱりやめたいがそれも難しい・・・」となってしまうことを防ぐことができます。建物の正確な状態を知った上で購入に踏み切ることができますが、売り主によっては「契約前のホームインスペクションは認めない」としている場合もあるのでしっかりと確認しておくことが大切です。

内覧会での最終確認時の調査

内覧会は建物の設備についてのチェックや、クロス・フローリングの傷の確認などを引き渡し前に行う場ですが、安心して住める家であることを確かめるにはそういった目に見える場所だけではなく、床下や小屋裏など目に見えない部分の確認も重要になります。建物のプロである住宅診断士に内覧会に同行して調査を行ってもらうことで、普通の人ならば見落としてしまうような不具合も漏れなく把握することができます。

住み始めてから節目を迎えた際の調査

住み始めた時は新しかった建物でも時が経てば段々と細部が劣化していくので、それを放置すると建物の寿命を縮めてしまうリスクが大きくなります。外壁・床下・屋根など定期的なメンテナンスを行うことが重要ですが、「もし気づかないような不具合が起きていたら・・・」という方は築10年、20年といった節目となるタイミングで住宅診断士に建物の調査を依頼することで、建物の不具合の有無を確実に調べることができます。

住宅診断士が保有する資格

住宅診断士が保有する資格には大きく

  • 建築士
  • ホームインスペクター(JSHI公認)

の2種類が存在します。

建築士

住宅診断士が保有する建築士には「一級建築士」と「二級建築士」があります。よく「二級建築士よりも一級建築士に見てもらったほうが安心できる」と思われる方がおられますが、住宅診断士の腕を判断するという点においてはこの考え方は正しいとは言えません。なぜかというと、住宅診断において重要なのは経験だからです。

たとえ一級建築士であっても住宅診断士としての実績が伴っていなければ見落としのリスクは高くなりますし、逆に二級建築士を取得している時点で一般的な住宅に関しては必要な知識はすべて備わっていると判断しても問題ありません。検討している住宅診断士がこれまでどのような調査を行なってきたのかを判断の基準とするようにしましょう。

ホームインスペクター(JSHI公認)

JSHI(NPO法人日本ポームインスペクター協会)公認ホームインスペクター、という民間の資格があります。この資格を保有しているかどうかで、住宅診断を行う上で必要な知識を備えているかどうかの判断基準とすることができます。JSHI公認の資格を保有しているホームインスペクターの情報は窓口となる会社と一緒にJSHIのホームページで確認することができますので、気になる住宅診断士がいる時は調べてみるといいでしょう。

まとめ


今回は私たち「住宅診断士」についてご紹介してきました。e-LOUPEでは、内覧会、住宅の購入前、節目となるようなタイミングでの住宅診断を承っています。もし、「住宅診断士に一度家を見て欲しい」と興味を持っていただいた方は、是非お気軽にご相談ください!

 

「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。