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新築住宅なのに虫が発生!?原因は○○にあった

年度の切り替わりの時期でもある1月~3月に新築住宅のご契約をされる方も多いと思います。そういった方々から春先から梅雨にかけて多くお問い合わせいただくのが「室内での虫の発生」です。

春になって気温が上がり、虫が活動を始めると「巾木の下やタイルの目地の下から小さな虫が何匹も出てくる」といったご相談が寄せられるようになります。確かに新築住宅で虫が発生すると

「新築なのに虫が出るなんておかしい」
「建物のどこかに欠陥があるのでは」

と不安を感じてしまうのも仕方ないと思います。

しかしほとんどの場合はそれは欠陥ではなくごく普通の現象です。今回は新築住宅でよく見かける虫についてご紹介していきます。

上野山 典之  Webスタッフ 上野山

代表的な新築戸建てに出現する虫

コクヌストモドキ

梅雨の季節になると発生します。人を刺したり建物を食べてしまう事はありません。幼虫は小麦粉などの食品に対して害を与える食品害虫として知られていますが、新築の建物では食品類が被害に遭う事は少なく、どちらかというと巾木下の小さな隙間から出てくるのを見かけるケースの方が多く見受けられます。建材の塗料が出す特殊なニオイに誘引されているのではないかという説もありますがはっきりとした原因は特定されていません。

チャタテムシ

少し季節がずれますが、夏から秋の高温高湿のジメジメした環境になるとよく発生するようになります。コクヌストモドキと同様に人を刺すことはないものの、死骸がアレルギーの原因となったり、チャタテムシをエサにしている「ツメダニ」の発生原因となることがあります。段ボールを好むので、もしチャタテムシが室内に発生している場合は段ボールを取り除くことをおすすめします。押し入れやクローゼットなどの湿気が溜まりやすい場所には特に気を付けましょう。

ホソヒラタムシ

ホソヒラタムシは湿気や暗い場所を好む虫です。コメや菓子類を食べる食品害虫として知られていますが、コクヌストモドキと同様に新築住宅では特に食べ物がない場所でも夜になると部屋の隅から発生する、という事例が多くあり、壁の内側の小さなホコリなどを食べていると考えられます。壁の中から出てくるのを見られた人の中には「建物を食べているのではないか」と心配される声もありますが、ホソヒラタムシはシロアリと違い木材そのものに被害を及ぼす事はないのでご安心ください。

カツオブシムシ

涼しい気候の時期を好むので、春先からゴールデンウイーク頃に見かけます。成虫は花粉などを食べて育ちますが、白い花を好むので菊の花などにくっついているのをよく見かけると思います。外に干していた洗濯物に成虫が付着し、そのまま家の中に取り入れてしまう事が多いようです。幼虫は部屋の見えないホコリやアカなどを食べて育ちますが、衣類の虫食いの原因にもなります。暑いのが苦手で、夏になり気温が30℃付近になると次第に活動も鈍くなります。

ゴキブリ

新築であっても室内でゴキブリを見かける可能性は十分に考えられます。とはいえ室内で営巣活動を行っているケースはほとんどなく、毎日見かけるほどの頻度でないのであれば窓や玄関などの開口部を利用した建物外部からの侵入です。侵入そのものを予防することは難しいので室内で見かけた時はその都度毒エサや殺虫スプレーで対応しましょう。

「新築」の方が虫が発生しやすい

今回紹介した虫の多くは建物のみえないホコリなどを食べて生活しています。ではこれらの昆虫が新築住宅で発生する原因はなんでしょうか。それは「湿気」です。新築住宅の木材やコンクリートは加工されてからの日数が浅く水分を多く含んでいます。こういった虫は水気を好むので、新築の建物の方がより繁殖しやすい環境となっているのです。

もし室内に虫が発生してしまった時の対策

根本的な対策は「建物全体の湿度が安定するのを待つ」ということです。とはいえ加湿器などを用いた除湿では建物そのものが持つ湿気を取り除くことはできないため効果は非常に限定的です。

また、殺虫剤や燻蒸材ではその場にいる個体は駆除できるものの、殺虫成分が届かない壁中などに潜んでいる個体までは駆除することができないので根本的な解決は困難です。「隙間から無数に出てくる虫をどうにかしたい」という方は養生テープなどで隙間を防ぐ、といった方法で物理的に侵入を防ぐようにしましょう。また、殺虫剤を使用した際は死骸を吸い込んでしまわないようにしっかりと掃除もするようにしましょう。

まとめ

こういった虫は、年数がある程度経過すれば収まってでてこなくなるケースが大半です。確かにせっかくの新築住宅に虫が発生してしまうのは残念だと思います。しかし「時期が来ればいなくなる」と割り切った上で、できる限りのことを行っていくのが賢明だと思います。しかし、本当に雨漏りが発生してしまっていた場合には早急な対策が必要となります。虫の発生以外に壁や天井にシミができている、などの違和感を感じた場合はすぐに相談した方がいいでしょう。         

 

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