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ホームインスペクションはリフォーム済の物件でも行った方がいい理由

2020.08.17
図面
大原

WRITER

大原 卓也

一級建築士 e-LOUPEインスペクター

建築設備会社を経て、株式会社テオリアハウスクリニックに入社。2013年より住宅インスペクション事業に携わる。住宅調査以外にも、不動産会社向けセミナーや建築士対象の研修会の講師も行う。JSHI公認ホームインスペクター。ドローン操縦士。

リフォーム済物件のホームインスペクションについての疑問
「ホームインスペクションってリフォーム済の物件でも行った方がいいの?床やクロス、キッチンなどの設備もとてもキレイなんだけど…」

リフォーム済の物件であってもホームインスペクションをおすすめします。

確かに「こちらの物件はリフォームしたてで新しい状態ですよ」とキレイに塗装された外壁や貼りなおされたクロスを見れば

「リフォームしたみたいだし、何も問題もないのかな?」

と感じるのではないかと思います。

しかし見た目のキレイさだけにとらわれてしまうと後になって「失敗したな・・・」と後悔してしまうこともあります。今回はリフォーム済の物件でもホームインスペクションをおこなった方がいい理由についてご紹介していきます。

ホームインスペクションでリフォームの「背景」を確かめよう

リフォームを行った物件でホームインスペクションを行う事のメリットは「リフォームが行われた背景に後ろめたい事情がないかどうかを確かめることができる」ことにあります。

そもそも売り主はどうしてその家をリフォームしようとしたのでしょうか。

もちろん多くの売り主は古くなった床やクロスを新しいものに取り替えることで、清潔な状態で買い主に購入してもらうためだと思います。

しかしもう1つの理由として「何かしら住宅に不具合が起きたのでそれを隠すため」にリフォームが行われることがあります。外見だけにとらわれてしまうとそのような事情があることを見抜けないので注意が必要です。

ここからは物件の売り文句とその裏側に隠されたリスクの例をご紹介していきます。

ケース①「床を綺麗なフローリングにしました」

それが家主の希望による単なる部屋の変更であればいいのですが・・・

 

実はシロアリの被害で床を組み直し・・というケースかもしれません。

交換したのは床だけ、被害に遭った土台などはそのままになっていたり、薬剤処置も十分に行われていない可能性なども考えられます。

シロアリの被害が土台や柱などの構造部分にまで影響を及ぼす状態であれば、建物の強度が十分に発揮されない可能性がありますし、もし今後もシロアリが建物に侵入するようであれば、リフォームでせっかく新しくした部位も食べられる可能性があります。

いずれにしても、過去にシロアリの被害はあったか?どの程度の被害だったのか?駆除工事は実施したのか?などの情報を事前に確認することをおすすめします。

ケース②「キッチンを新しいものに取り替えました」

キッチンやトイレ、洗面など真新しい設備になっているのも、新しく使い勝手が良いものにしたいという理由だけではないかもしれません。

 

床下の水漏れ

漏水などのトラブルが発生したことが原因である可能性もあります。水漏れにより木部が濡れて腐っていたり、濡れた断熱材がそのままになっていたり、もしくは撤去して無くなった状態のままであることも考えられます。

過去に漏水が起きていないか、起きていた場合は修繕を行ったのか、しっかり確認するようにしましょう。

ケース③「外壁や屋根を塗装で綺麗に、内装も新しいクロスに張り替えました」

新しいクロス

外壁塗装の時期やクロスの汚れだけが理由ではないかもしれません。

 

雨漏りが起きてしまった為急遽対応したという可能性もあります。雨漏りの発生原因を特定し、根本的な解決がされたのであれば問題ありませんが、そういった修繕を行わずただ単に塗装をし直した、染みたクロスを張り替えた、ということであれば再び雨漏りが起きてしまう可能性があります。

また、表面の張り替えだけで内部はそのままいうことも考えられますので、雨漏りに関しても被害の度合いや修繕箇所の情報等をしっかり入手するようにしましょう。

ホームインスペクションでリフォーム後のトラブルを防ごう

小屋裏への進入調査

今回はリフォーム物件に潜む危険性について3つの例をご紹介してきました。

こういった例は可能性を挙げたらきりがありません。見た目だけで安心するのではなく、少し踏み込んで「その工事はメンテナンスなのか、リフォームであればどのような経緯(目的)のもと実施されたのか?」についても調べることをおすすめします。

ホームインスペクションを活用していただくと、見えない場所の踏み込んだ情報を得ることができます。

e-LOUPEのホームインスペクションでは、床下や小屋裏に直接進入して調査を行っています。これにより床下にカビや腐れはないか、シロアリの被害はないか、小屋裏に雨漏りの形跡はないか、など細かく知ることができます。

もし「リフォーム済の物件を購入する予定だけど不具合がないかどうか事前にチェックしておきたい」という方は是非e-LOUPEにお申込みください。

もし、分からないことがあるのであればお申込みフォームから問合せいただければ何でもお答えいたしますのでお気軽にご相談ください!

「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。