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同じ住宅でインスペクションの再調査を依頼する時のポイント

2019.06.06
住宅

売り主が個人・事業主のいずれにおいても、買い主が自らインスペクションを依頼をする場合や、仲介会社から調査会社を紹介をしてもらう場合だけでなく、既にホームインスペクションが実施されている場合もあります。今回はインスペクションが既に実施されている物件で、買い主が再調査を行うケースについてご紹介します。

大原写真  e-LOUPEインスペクター 大原

インスペクションの段階

インスペクションは建物の状態を把握する調査です。インスペクションが実施済みで、報告書も「指摘事項は無い」とされていれば、「何も問題がなかったのだな」と思われる事でしょう。注意しなければいけないのは、インスペクションには段階があるということです。段階とは、「どこまで診ている調査か」という意味です。

ホームインスペクションと一概に言っても、様々な機器を用いる調査、直接小屋裏や床下へ入り確認する調査、状態からメンテナンスのアドバイスを実施するものなど、そのサービス内容は調査会社により多種多様です。

実施されたインスペクションがどのような内容か

インスペクションで最低限確認しなければいけないのは

  1. 建物の構造に関わる箇所に不具合や問題が起きていないか?
  2. 雨水が浸入していないか、浸入を防止する部分に不具合や問題が起きていないか?

といった箇所になります。

しかしこれはあくまでも必要最低限の項目なので、もしかしたら買い主が本当に知りたい情報は含まれていない可能性があります。また「決められた調査範囲」での「目視可能な箇所」の調査となるので、十分な判断材料が手元に無い状態での検査結果である可能性もあります。

調査範囲が限られていれば、調査の精度も下がってしまいます。実際に起きた事例として、売り主側がインスペクションを実施し「問題無し」と判断された後、買い主が改めてインスペクションを別の調査会社で実施したところ、小屋裏の進入調査で雨漏れを発見した、というものがありました。売り主がすでにインスペクションを実施していた場合は、どこまで診てもらえたのかしっかり確認することをおすすめします。

再調査を行う場合

インスペクションは費用がかかる上に、全ての範囲を確認すると半日以上かかる場合もあります。建物の購入を決めて引き渡し前にもう一度自ら調査会社に依頼する場合は、調査範囲や手段を確認した上で部分的な調査を依頼するという選択肢も考えてみてはいかがでしょうか?例えば、床下は点検口からの目視のみ、屋根は進入しての調査を依頼する、といった具合です。このような部分調査に対応出来るかどうかは各調査会社によって異なるので、事前に相談してみることをおすすめします。また、全てもう一度調査した方がいいのか、追加調査のみで問題ないのか?追加調査を実施する場合はどの範囲まで行えばいいのか、売り主からの報告書のみで判断が難しいようであればそれも合わせて確認してみるといいでしょう。

 

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