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ホームインスペクションで設備の調査を行う時に気を付ける事
ホームインスペクションで標準メニューとして最低限調査を実施するのは
- 「構造耐力上主要な部分に関わる場所」
- 「雨水の侵入を防止する部分に関わる場所」
となっており、地震や強風、人や家具などの重みを支える事ができ構造部分に問題は起きていないか、雨漏りが起きるような状態であるかなどを判断します。
しかし、設備に関しては少々異なります。今回はホームインスペクションにおいて設備の調査を依頼する際に気を付けるべき事についてご紹介していきます。

はじめに
ホームインスペクションにおいて設備の調査を依頼する際に気を付けるべき事について以下のテーマに沿ってご紹介していきます。
- 料金体形や調査範囲
- 設備に関する情報の細かさ・新しさ
- 電気・ガス・水道の開栓
インスペクション会社に料金体形や調査範囲を確認しよう
ホームインスペクションにおいて設備の調査はインスペクションを実施する会社によりまちまちで、基本メニューに最初から含まれている場合もあれば契約内容によってオプションとなっている場合もあります。
もし設備の様子も気になるようであれば依頼予定のインスペクション会社にどこまで調査してもらえるのか、料金体形や調査範囲について確認しておくことをおすすめ致します。
設備に関する情報の細かさ・新しさには注意しよう
購入予定の物件が中古住宅で売り主様がいらっしゃる場合は、設備についてもある程度の把握が出来ると思われます。とはいっても細かいところまでは把握されていないことがよくあるので注意が必要です。
給湯器の状態、水栓周りからの漏水、換気扇の排気量、洗面の曇り止め機能の有無など、引き渡しを済ませて住み始めてから「何か異音がする」「水が漏れている」という事が起きないように、こういった設備をそのまま使おうとされる方は注意が必要です。
また、売り主や仲介の方から「問題なく使える」という情報があったとしても、空き家となりしばらく機器が使われていなかったことで不調を起こす事もあるので、それがいつの情報なのかは気に留めておいたほうがいいでしょう。
インスペクションの際は電気・ガス・水道の開栓を忘れずに
設備の調査を行うには開栓状況も確認が必要です。インスペクションを行う物件が空き家の場合は、あらかじめ仲介会社の方へ確認と手配をお願いしましょう。また開栓は時間を指定出来ない場合もあるので、余裕をもって手配しておくことをおすすめします。
ちなみに、設備機器の調査を行わない場合でも、照明の有無は他の調査に大きな影響を及ぼしますので、空き家のインスペクションを申し込む際には少なくとも電気が使えるかどうかを確認しておくことをお勧めします。
「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。