診断事例

中古戸建て

建物外周の見落としがちで意外な厄介ポイント

今回は中古住宅を購入された直後の物件での調査の事例をご紹介します。

引き渡しは済んでいたものの、「安心してから住みたい」ということでお申し込みいただきました。

意外と厄介な「植物のツタ」

築年数が10年ということもあり、築年数に相応の劣化こそが見つかったものの、特に大きな指摘は見つかりませんでした。

お客様としては床の部分的な傾きを感じる箇所を心配されていたようですが、気になる数値は出ず部分的なたわみのようでした。

しかし建物以外のところで一点、隣地から伸びた「植物のツタ」が気になりました。植物のツタはあまり意識されることがありませんが、意外と厄介な存在です。なぜかというと様々なトラブルの原因となるからです。

例えば、今回のツタはエアコンの室外機に入り込んでいる様子でしたが、このまま使用を続けると故障に繋がる可能性があります。

また、近隣とのトラブルも起こりうることなので、出来れば家の購入前には不動産会社様を通じて確認しておくことをおすすめいたします。

ちなみに植物のツタは冬はあまり生えていないので気にする必要がありませんが、春から夏にかけては特に周囲に植物があると見落としがちになってしまいます。

季節により雰囲気が変わるので見落としがちな例もある、ということを覚えておきましょう。

▼このインスペクターが担当しました!

 

「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。