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設計図面から様々な情報を読み取ろう!

2019.06.06
図面

建物には様々な「設計図面」が存在します。具体的には

  • 平面図
  • 配置図
  • 基礎伏せ図
  • 立面図
  • 矩計図
  • 仕上げ表

…などです。

ホームインスペクションにおいても使用されるこれらの書類ですが、具体的に何が書かれているのでしょうか、これらの図面は専門家以外の人であっても多くの情報を読み取ることができます。今回は、建物の設計図面についてそれぞれ何を表しどのように利用できるのかご紹介していきます。

上野山 典之  e-LOUPEスタッフ 上野山

各設計図面の紹介

平面図

平面図

建物全体を真上から見た様子が描かれた図面です。設計図面の中でも最も基本的なもので、皆さんも馴染みが深いのではないでしょうか。柱・壁・階段などの位置や各階の間取りが描かれています。

キッチン・寝室・リビングなど、毎日どの時間帯に自分の家族がどのような動きをするのか、動線を考えながらその家に住んだ時のライフスタイルをイメージすることができます。

配置図

敷地と建物の位置関係が描かれています。その他にも車庫や植栽の位置、隣地や道路との境界線、排水管の計画や敷地の高低関係なども描かれています。

配置図を確認しておくと、室外機を置く際にどこに置けばいいか、車庫の幅は自分が使う車に合っているか、隣地までのスペースを人が通行することができるかなど、細かい情報を読み取ることができます。

基礎伏図

室内同様に床下空間も基礎で区切られていますが、基礎がどのように配置されているかが描かれています。ホールダウン用ボルトやアンカーボルトの位置、底版や基礎幅などの情報が含まれています。

また、基礎を真横から見た図を「基礎断面図」といい、配筋の種類やピッチ、地盤からの高さや底版の配筋について書かれています。

立面図

立面図

中学の数学でも「投影図」などと一緒に勉強するので「聞き覚えがある」という方もおられるのではないでしょうか。建築物においての立面図も建物の外観について描かれた図面のことをいい、建物を東西南北の4つの方向から見た図が描かれています。

屋根の勾配や窓や玄関の位置などの外観に関する情報に加え、天井高や床高などを知ることもできます。(天井高や床高などは「断面図」の中に記載されることもあります)

矩計図

矩計図
「かなばかり」と読みます。断面図と同じく建物を鉛直方向に切断して真横から見た図ですが、屋根や外壁や基礎などの建物の主要部に関する情報がまとめられており、その建物の品質を示す上で非常に重要となる書類です。下地や仕上げ、通気、防水、防湿、断熱などの情報を読み取る事ができます。

仕上げ表(仕様書)

建物に使われている基礎や壁などの材料や工法などに加え、床下や天井の断熱材の厚みなどの情報が記述されています。床下や天井裏、壁の中など、見た目だけでは分からない部分の情報も含まれており、重要な書類の1つです。

建物の修繕の際に必要

建物は経年による劣化でいずれは部材や設備の修理・交換を行わなければいけなくなります。しかし大規模な工事を行う際には必ず設計図面が必要となります。中古住宅を購入する際はリフォームを計画されている方も多いと思いますが、思った通りのリフォームを問題なく実施できるのか判断する上で非常に重要です。

逆に十分な情報が手元にないままリフォームを行うのは、本来必要であるはずの耐力壁を取り除いてしまう、などのリスクがあり非常に危険です。

インスペクションの精度にも影響

チェックシート

インスペクションはこれらの設計図面をもとに行います。これらの資料の有無が調査結果にも影響を及ぼします。設計図面が手元にあればそれだけ診断精度を上げることができるので、インスペクションの際はご用意いただくことをおすすめします。

まとめ

設計図面は建物の仕様を判断する上でも、建物状況調査を行う上でも非常に重要な書類です。中古住宅を購入する際はこれらの書類が揃っているか、しっかり確認するようにしましょう。

設計図面を読み取ることで、実際にその住宅に住み始めてからの日常生活のイメージを格段に広げることができます。専門家以外でも多くの情報を得ることができるので、積極的に目を通すようにしましょう。

 

「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。