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内覧会ではこんな不具合例が見つかることが!傾向や対策をご紹介

2020.09.26
大原

WRITER

大原 卓也

一級建築士 e-LOUPEインスペクター

建築設備会社を経て、株式会社テオリアハウスクリニックに入社。2013年より住宅インスペクション事業に携わる。住宅調査以外にも、不動産会社向けセミナーや建築士対象の研修会の講師も行う。JSHI公認ホームインスペクター。ドローン操縦士。

内覧会ではどのような不具合が見つかることがありますか?具体的な例を知りたいです。

このような方のためにこのページではこれまで内覧会でのホームインスペクションを実施した際に発見した不具合の例をご紹介していきます。

もし内覧会を実施される予定のある方は、「同じような不具合があるかもしれない」と参考にしていただければと思います。

内覧会での不具合例①:床下・小屋裏の断熱材


床下や小屋裏には建物の外から暑さや寒さを伝わりにくくするための断熱材が施工されていますが、この断熱材にズレや欠落などの施工不良が見られることがあります。

このような断熱材の施工不良は

  • 点検口の周囲
  • 配管やダクトが通る箇所
  • 基礎際

など、断熱材をそのまま入れるだけでなく長さや幅をカットする必要がある箇所で見られがちです。

断熱材に不具合があると本来の断熱効果や省エネ効果を発揮しにくくなりますので、内覧会の時点で直さなかった場合は、その先ずっと本来ならば軽減出来たはずの冬場の寒さや夏の暑さを感じたり、削減できたはずの光熱費を支払い続けることになる可能性があります。

しかし、断熱材の施工品質には明確な法が定まっておらず、内覧会以降の建物の不具合の点検などでは保証の対象にならない場合もあります。

しっかりと内覧会の時点で不具合の有無をチェックすることをおすすめします。

内覧会での不具合例②:ボルト・ナットの締め忘れ


建物の柱と柱の接合部分などに使われているボルト・ナットのしめ忘れが起きている事があります。

ボルト・ナットの緩みは万が一地震が起きたときの揺れの原因にもなり、倒壊のリスクも大きくなります。また、ボルトやナットは小屋裏などの見えない場所を確認する必要があるので気づきにくく、注意が必要です。

引き渡しまでに気づけば締め直してもらえますので、しっかりと確認しておくことが大切です。

内覧会での不具合例③:シーリングの施工不良


ベランダや外壁の接合部に施すシーリング部に施工不良が見られる場合があります。シーリングの施工が不十分だと、雨水の侵入が起きやすくなり、その分建物の腐朽のリスクも大きくなります。

「今はあまり影響はないかな」というような軽微な施工不良であったとしても、長年放置したとき、建物への影響はどんどん大きくなっていく可能性も否定はできませんので、内覧会の時点で直してもらうことをおすすめします。

内覧会での不具合例④:小屋裏の野路板のシミ


屋根の野路板にシミが残っていることがあります。シミだけを見ると雨漏りが発生しているように見えてしまいがちですが、建築中の雨によるシミが残っている可能性も考えられます。

いずれにしても新築時にきちんと記録を残しておくことが、今後の変化もわかりますし家を先々売却することになった際の証拠にもなるので大切です。

まとめ

今回は内覧会でのホームインスペクションで発見することのある建物の施工不良や不具合の例をご紹介してきました。建物に不具合があるまま住み始めてしまうと、寿命を縮めてしまう恐れがありますので、内覧会ではしっかりと確認しておくことをおすすめします。また、今回ご紹介した例でもそうですが、建物の不具合は「注意を払わないと見えない場所」で起きやすい傾向にありますので、隅々までチェックすることが大切です。

e-LOUPEでは、内覧会に同行してのホームインスペクションを承っています。もし「不安をなくすためにもしっかりとプロの人に建物を見てもらいたい」と思っていただいた方は是非お気軽にご相談ください!

 

「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。