診断事例
新築戸建て
床下の断熱材、一見問題がないように見えるが・・・
こんにちは。e-LOUPEの岩井です。
今回は新築住宅の診断事例をご紹介します。ポイントは「断熱材の取り付け」です。
一見問題がないように見えるが・・・

まず、遠くから見た断熱材の写真。きちんと取り付けられていて問題がないように見えます。

しかしふもとを見ると取り付け忘れたのか、固定に使うはずの金物が置かれてありました。
断熱材は現状ではまだ落下しておらず問題ない状況でしたが、今後木材の収縮や地震等の揺れ次第では床に落下することも考えられます。

過去のインスペクションでも、築5年、10年の建物で定期点検をご希望される方の家で、大多数の断熱材が落下している物件もありました。
断熱材の固定方法は様々あり、手間がかかることもあります。そのため今は落ちていないから・・という考えか必要な固定をせずに放置されてしまうこともあります。
また、当時の仕様としては問題ない造りでしっかりと固定したつもりでも、落下のリスクがあまり考慮されておらず結果的にたわみ、または落下していることも多々あります。
こういった指摘はやはり点検口からのぞいただけでは分からないケースが多いですね。
私たちの強みである床下への進入調査をしっかりと役立てる事ができてよかったです。
▼このインスペクターが担当しました!
「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。