e-LOUPEの旬ネタコラム

  • 新築戸建て
  • 中古戸建て
  • 自宅向け

屋根のインスペクションについて知っておいたほうがいいこと

2019.06.03
屋根のイメージ

インスペクションの数ある調査項目の中には、屋根に関する項目があります。
雨風から家を守る大事な部分であり、検査は必須と言えるでしょう。今回は屋根のインスペクションに関しての注意点をお伝えします。

大原写真  e-LOUPEインスペクター 大原

屋根はどうやって検査するの?

屋根の調査

屋根は紫外線、熱、雨、地震などの自然的な要因、施工時のミスなどの人為的な要因により、劣化や不具合を起こします。部材の割れや、ズレ、浮きなど不具合の事象は様々です。

インスペクションにおける屋根の検査は、一般的に物件から離れたところから双眼鏡による目視で行います。しかし、高所である屋根面の検査は、部分的な結果となってしまう事が多いということを覚えておいたほうがいいでしょう。建物周辺の環境や屋根の勾配状況など、いい条件が揃えば全体を検査できることもありますが、そういったケースは稀で、最悪の場合まったく検査が出来ない事もあります。陸屋根など、平面状になっている建物ではなおさらです。

屋根の検査方法は、双眼鏡を用いての目視検査以外には外壁の塗装前に屋根に上り検査する方法もありますが、危険が伴うのでインスペクションでの実施はあまり行われません。実際に毎年作業者の転落事故が発生しており私からもおすすめは出来ません。

検査が捗る!便利な道具たち

昨今は、屋根を検査する為の便利な道具が世に出てくるようになりました。自撮り棒を用いれば2階のバルコニーから手を伸ばして屋根の状態を確認することができますし、高所カメラも以前は数十万単位の高額なものでしたが、簡易的で安価なものが段々と出回るようになってきています。

カメラ

更に、ドローンを飛行させ屋根全体を確認する手法なども行われるようになってきました。インスペクションでの検査範囲や検査結果の精度も、こういった状況に伴い改善されてきています。

ドローンでインスペクション

▼ドローンを用いてのインスペクションについてはこちらでも紹介しています。
https://www.eloupe-teoria.com/column/drone_inspection/

 

検査範囲や検査手法に要注意!

とはいえ屋根は検査の手法や建物の状況がインスペクションの結果に影響を及ぼしやすい箇所であることに変わりはなく、インスペクション実施済の建物を購入される場合は屋根をどの程度検査出来たのか、これからインスペクションの申し込みを考えておられる方は屋根をどのように検査するのか、事前に確認することをおすすめします。

もし屋根の外部確認について通常の目視による検査が難しく、道具を用いての確認も実施しない場合には、せめて小屋裏の検査を念入りにお願いするようにしましょう。

屋根の不具合は雨漏れなどの欠陥に繋がります。雨漏れは日常生活で発見するのが難しいため、気づいた頃にはかなり状態が悪化してしまっているというケースが多くあります。発見が遅れたために、カビの発生や木材の腐朽が広範囲まで及んでしまっていたということになれば、足場の設置や外壁の修繕など高額な費用が必要となるでしょう。無駄な費用を後々支払うことになる前に、しっかりと状態を見極めましょう。

 

「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。