診断事例

新築戸建て

浴室下断熱材の施工不良

床下への進入調査浴をしていたところ、浴室の内基礎断熱に問題があるようでした。

基礎断熱は浴室の周りを完全に囲うように施工され、その一面だけ取り外しができる蓋のように施工がなされます。

しかし入り口部分の断熱材は基礎とのサイズがあっておらず、うまく閉まりません。

 

内部を確認すると基礎立ち上がり部の土間との取り合いには全周1cm程の隙間が生じており、外部に貫通している配管周囲にも隙間埋めはされていませんでした。

断熱材はそういった細かな箇所の施工が非常に大事ですが、あまり知識のない人が施工をしてしまったのかも知れません。

さらに浴槽下には施工時のボンドのゴミが残置されていました。

何か不具合が起きるわけではありませんが、施工精度や品質にも何かしら問題があることを示唆していると思います。

断熱材の正確な施工は、住宅の長期的な快適性と効率性に直接的な影響を与えます。

床下は見えない場所であるからこそ、住み始める前にしっかりと確認しておきたいところですね。

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Home Inspector

鳥居龍人
-Ryuto Torii-
鳥居

建物を作る側から調査する側へ。過去の経験を生かしお客様の気づきにくい箇所の確認や普段見ることの出来ない場所を進んでゆき、購入や売却時の不安を取り除く。そういったご依頼者様の手助けができるような調査をご提供します。

  • 既存住宅状況調査技術者
  • 二級建築士
  • JSHI公認ホームインスペクター

 

「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。