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見た目だけの判断ではダメ!住宅を購入する上で重視すべき点とは?

2020.08.17
上野山

WRITER

上野山 典之

e-LOUPEスタッフ

株式会社テオリアハウスクリニックに入社後、戸建て住宅の床下・天井工事1000件以上に携わる。現在はその経験を活かし住宅インスペクションや断熱等のWEBサイトでの情報発信を中心に担当。

住宅を購入する際、皆さんは住宅のどのような点を気にされるでしょうか?

築年数や床面積、駅までのアクセスの良さ、部屋の間取りなどを主な判断材料にしていると思います。確かにそういった要素はとても大切な条件です。
しかし、目に見える情報以外にも注意しなければいけないことがあります。今回は住宅を購入する上で重視すべき点についてご紹介していきます。

目に見えない部分の性能こそ最も重視すべき

構造部分

住宅で最も重視すべき点は、やはり建物を支える一番根元の部分である「構造」に関わる部分です。木造住宅は元々の耐久性が使われている材料で違いが生じやすくなっています。

劣化した土台
例えばツガ材とヒノキ材では強度や腐朽、シロアリに対する耐性など、様々な面で性質が異なります。年数が経ったときの保存状態もメンテナンスの有無で大きく差が生まれることでしょう。

フローリング
しかしリフォームでフローリングを新しくしてしまえば、既に床下で木材がシロアリの被害が発生していたとしても床下の状態はわからなくなりますが、気づくのが遅くなると他の構造部分にまで被害を及ぼしてしまう可能性があります。また、天井や壁のクロスがキレイに張り替えられていると、雨漏りが起きていたとしてもその可能性を疑うことすらなくなってしまうかも知れません。

シロアリ
もし放置してしまうとシロアリのリスクも跳ね上がるので、気づいた頃には家がボロボロになっており大規模な修繕を要する事も考えられます。見た目だけにとらわれずにしっかりと事前の調査を行うことが大切です。

「設備」のチェックも重要

水道などの設備
建物内の設備に関しても、見た目のキレイさよりも大切なのは「実際に問題なく使えるのか」「何かあった時に柔軟な対応が行えるのか」です。例えばキッチン周り。台所そのものは問題なさそうでも、その下の排水管のパッキンに不具合があると水漏れが発生してしまいます。

給湯器は売主が住んでいた頃は問題なく使えたが、しばらく空き家にしておいて長期間使用しなかったことにより買い主が入居を始めた時には壊れてしまっている、という事があります。細かいところだと、電球が切れたのに天井が高すぎて手が届かない、という事もあるかもしれません。故障や不具合で取り替える必要が出た時に、交換が簡単に行えるかどうかも見ておいた方がいいでしょう。

中古住宅の場合はメンテナンスの履歴も要チェック

外壁のメンテナンス

中古住宅の場合は過去に雨漏りなどの問題が起きた事があったかを確認することも大切ですが、屋根や外壁や床下といった部位のメンテナンスを定期的に行っていたのかを確認することも大切です。

問題が発生しても放置するのはもってのほかですが、問題が発生した時に慌てて対応するのと、そもそも問題が発生しないように予防意識を持ってメンテナンスを行うのとでは建物の寿命に大きな差が生まれます。これまでどういうメンテナンスが行われてきたのか、記録が残されているかを確認するようにしましょう。

まとめ

物件の下見の際はどうしても目に見える範囲ばかりを見てしまいがちですが、永く住むことができるかどうかを判断する要素は見えない部分に隠されています。新築にしても中古にしても、「メンテナンス」を適切な時期に行うかどうかが住宅の寿命を左右します。

そういう意味で小屋裏や床下への点検口の有無は耐久性の診断や日ごろのメンテナンス、何かあった時に調査が行えるかなど、様々な観点からで非常に重要であると言えるでしょう。

「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。